二子玉川が一年でいちばん熱を帯びる7月最終週末――高架下に響く太鼓、多摩川を渡る夕風、屋上に広がる星空。
26日はe-bikeとワークショップで日中の汗を流し、夜は玉川町会盆踊りで浴衣を揺らす。
27日は手ぶらBBQと館内謎解きでゆるく過ごし、仕上げは望遠鏡で月と火星をキャッチ。
親子もカップルも友人同士も、二子玉川だからこそ叶う“街・川・空”三拍子そろった夏の思い出を提案します。

26日午後:ライズで創る夏のクラフト
ドッグウッドプラザへ移動して「わくわくワークショップ2025」へ。
ジェルキャンドルの透明層に好きな貝殻を沈めれば、即席のミニ水族館が完成。
シーグラスで作るフォトフレームは海色が涼やかで、夏休みの自由研究にも◎。
親子パン教室では焼きたての香りがフロアに広がり、思わず小腹も刺激されます。
材料費は500〜800 円前後、所要時間30 分程度なので、複数ブースをハシゴしても午後いっぱい楽しめます。
館内の謎解きイベント「カルガモのお引越し大作戦!」と併せて回ると、子どもたちの探究心も満タンに。
26日夜:玉川町会盆踊り潜入
18 時、高架下のふれあい広場に提灯が灯り始めると、太鼓のテスト打ちが骨に響くよう。
国道246号のコンクリートが巨大な屋根になり、少々の雨でも問題なし。
19 時、櫓を囲む輪が一気に広がり「炭坑節」の掛け声でスタート。
浴衣の裾を翻す子どもたちの間を、青年部の屋台から漂うソースと炭火の香りがすり抜けます。
20 時頃には先着400 名分のお菓子配布があり、子どもたちが一斉に集まる光景はシャッターチャンス。
大人は焼き鳥片手に生ビールでクールダウンしつつ、太鼓の反響で胸が高鳴る“高架下サラウンド”を体験してください。
踊り足りない人は櫓近くで見よう見まねでもOK、地元の方が輪の入り方を優しくレクチャーしてくれます。
futakolocosetagaya339.net
踊り終わりはライズ8階の「PREMIUM BEER TERRACE」でハワイアンプレート。
ガーリックシュリンプの香りと冷えたビールで、心地よい疲労をリゾート気分に変換しましょう。
ラストオーダーは21 時半頃なので、盆踊り会場を20 時半に後にすれば十分間に合います。
プレミアム ビアテラス|二子玉川ライズ2025ビアガーデン
27日朝:多摩川BBQ&散策
翌朝は川崎側の多摩川緑地BBQ広場へ。
器材レンタルを予約しておけば、手ぶらで現地入り→設営済みのタープ下へ直行という快適仕様。
炭火を起こす間に河川敷の野鳥を観察し、川風で熱気を逃がしながら焼きたての野菜と肉を頬張れば、前夜の盆踊りの疲れもリセットされます。
世田谷側は直火禁止エリアが多いので、白杭表示を確認して河川環境を守りましょう。
川崎市多摩川緑地バーベキュー広場
27日昼:館内イベントで自由研究
お腹が満たされたら再びライズへ。
ショッピングセンター全体を使ったスタンプラリー形式の「Gourmet ガイド」では、各店の試食やクーポンをゲットしながら食育クイズに挑戦。
さらに夏休み企画「サマーブック」で一日一ページの絵日記を作るワークショップも展開中。
作ったページはそのまま台紙に綴じられるので、自由研究の形に悩む親子にぴったりです。館内は冷房が効いているため、真夏の午後でも体力を温存できます。
二子玉川ライズ
27日夜:星とふしぎの観察教室体験談
日が暮れ始めた19 時、タウンフロント6階の「好奇心の部屋」で受付。
前半10 分のミニ講義では火星の赤さの理由や月のクレーターの成り立ちを模型で学び、ワクワクが高まったところで屋上原っぱ広場へ移動。
20 cmの天体望遠鏡を覗くと、月面の「海」がはっきりと見え、子どもだけでなく大人からも歓声が。
火星はオレンジ色の点ながら、PCモニターに写した拡大映像で極冠がうっすら確認できることも。
30 分のプログラムが終わる頃には、自由研究のレポートが頭の中で完成しているはずです。
参加費は500 円/組とリーズナブルなので、事前予約はお早めに。
二子玉川ライズ